────クリスマスが今年もやってくる
クリスマスはどのようにお過ごしの予定ですか?過ごす人数や相手によってクリスマスの印象が変わります。私は、たまたま友達と食事に行くタイミングがクリスマスだったパターンもありますが、大体はスーパーで割引シールが貼られたチキンと300〜400円程度のケーキ、シャンメリーを買い、独りで楽しみます。いと悲し。
様々な感情が入り交じるクリスマスですが、この時期に見かける店のポスターは、どれも似たような色使いになります。どんな色が入っているのか、どんな組み合わせ方があるか調べてみました。
クリスマスから連想するもの
まずはクリスマスと聞いてどんなものを想像しますか?思いついたものをどんどんリストアップしていきます。クリスマスに誰が何を届けるのか、何を飾っているのか、何を食べているのかを考えると次々と出てくると思います。
- サンタクロース
- クリスマスツリー(モミ)
- プレゼントボックス
- ケーキ
- フライドチキン、ターキー
- トナカイ
- オーナメント
- イルミネーション など…
モノだけでなく、その周りの情景を思い浮かべても良いでしょう。
北半球の日本であれば季節は冬。北日本や北陸では雪が降る季節です。そして、クリスマスイブの過ごし方が重要視されていて、人との出会いが盛んになります。
- 雪
- 夜
- デート
- パーティ など…
クリスマスに関連するワードが色々と出てきました。
ワードを元にイメージ画像を探す
ある程度ワードが出てきたら、関連するイメージを用意します。
例えば、「サンタクロース」の場合、サンタクロースの写真やイラストなどを探します。街でクリスマスに関するものがあれば写真を撮ってくるのも良いです。
今回は「写真AC」「イラストAC」からそれぞれ画像を拾ってきました。他に書き出したワードについてもイメージを複数用意すると良いでしょう。
イメージから色を抽出
集めてきたイメージから多く使われている色を探していきます。ここでは、クリスマスで特に見かける「サンタクロース」「クリスマスツリー」「オーナメント」「イルミネーション」「雪」から色を見つけていきます。
まずは先ほどのサンタクロースを参考にしてみます。
サンタクロースが着ている服の色は「赤」です。服の起毛部分や髭、プレゼントを入れる袋は「白」ですね。
続いて「クリスマスツリー」を見ていきましょう。
モミの木の葉は「緑」です。モミの木にオーナメントやイルミネーションが飾られていますが、それぞれ色を探していきます。
オーナメントは、クリスマスツリーを華やかにする大事な要素です。飾られているものと一般的な色を挙げると以下のようになります。
- ボール→赤、金、銀
- 星→金、銀
- ベル→金
- ポインセチア(花)→赤、白
- ジンジャークッキー(人型のお菓子)→茶色
- 松ぼっくり→茶色
- 雪の結晶→金、銀、白
オーナメントから「赤」「白」「茶」「金」「銀」を探すことができました。
次に、イルミネーションで使われている色を見てみます。都市部にお住まいであれば近くの街のイルミネーションを散歩しながら眺めてみましょう。
イルミネーションで用いられるLEDは「オレンジ」「白」「青」が多いと思います。LEDの色を引き立たせる夜空は「黒」や暗めの「青」になります。夜の輝かしい雰囲気を作るならこれらの色を使うと良いことがわかりました。
日本では12月に雪が積もっている地域は少ないですが、イメージでは雪が降っている様子が描かれることもあります。雪のような純粋な白もあると冬らしさが増します。
メインとアクセントで使い分ける
原則として、配色は3色以内とするべきです。そして、3色は「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」として比率にメリハリがつけられます。
イメージから抽出した色で「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」を決めていきます。
赤と緑があれば一目で分かる
クリスマスといえばやはり「サンタクロース」と「クリスマスツリー」です。日本にしかないクリスマスケーキとは異なり、世界共通です。
サンタクロースは赤、クリスマスツリーは緑のイメージが浸透しています。この2色の組み合わせだけですぐにクリスマスだと分かります。
赤と緑は、メインカラーはもちろんのこと、ベースカラーやアクセントカラーに用いてもクリスマスのイメージに近づけられるでしょう。
白の紙でも茶色の紙でも相性◎
白い紙に印刷することが多いですが、赤や緑であれば封筒のような茶色の紙に印刷しても映えます。茶色はベースカラーとして大いに役立ちますが、トナカイやクッキーの色でもあるので、茶色を活かしたイラストを入れるのも良いでしょう。
ただし、一般家庭にあるプリンターでは白色で印刷ができないので要注意です。
夜を描くなら暗い青をベースに
背景に夜空を入れるなら、暗めの青を背景にします。雪の白さを引き出すことができるため、メインカラーを白にして、赤や緑をアクセントカラーにするのがベストといえます。ツリーをメインにする場合は、緑をメインにして、白やオレンジでイルミネーションを表現しても良いと思います。
赤や緑を使わず、青ベースに白、アクセントに金やオレンジとすることもできますが、ツリーや雪の結晶などのシルエットを使い、クリスマスであることが分かるようにする必要があります。
アクセントは煌びやかに
クリスマスの飾りは、オーナメントやイルミネーションなど、輝くものが多いです。イルミネーションのオレンジ、リボンやボール飾り・ベル・星に使われる金や銀(白)をアクセントカラーに取り入れて、さらに輝かしい雰囲気にしましょう。
まとめ
クリスマスの色の決め方に付いて解説しました。
クリスマスのポスター制作の配色の参考になればと思います。